【まとめ】くすりの名前の由来・糖尿病薬編

くすりの名前の由来 糖尿病治療薬

こんにちは!

元製薬会社営業(MR)のりくたろーです。

MRをしていたときは、製品説明会でくすりの名前を覚えてもらうためにくすりの名前の由来をよく話していました。

くすりの名前は、製薬会社にとって我が子に名前をつけるようなものです。

くすりの特徴をあらわしていたり、思いがこめられていたりします。

くすりの名前の由来をしっていると、くすりの名前を覚える手助けにもなります。

そんな、くすりの名前の由来をまとめてみました。

今回は、糖尿病のくすりです。

各くすりの名前の由来は、インタビューフォームを参照しています。

商品名(一般名)と記載しています。

ビグアナイド類

 

メトグルコ(メトホルミン塩酸塩)

一般名の「Metformin:メトホルミン」+導入先である Merck Santé 社(フランス)の販売名 「Glucophage:グルコファージ」 

 

チアゾリジン誘導体

 

アクトス(ピオグリタゾン塩酸塩)

アクトス(ACTOS)はインスリン感受性(Insulin Sensitivity)に作用(Act On)する薬剤 Act On Insulin Sensitivity

 

スルホニルウレア類


グリミクロン(グリクラジド)

Glucosuria 糖尿(又は Gliclazide グリクラジド)+microangiopathy 細小血管症→糖尿と細小血管症に作 用する。 

2004年に追加になったグリミクロンHA20㎎の「HA」は、既存の40㎎のhalfであるという意味のようです。

 

オイグルコン(グリベンクラミド)

良好な血糖のコントロール剤という意味の言葉を合成 EU=Good、GLU=Glucose、CON=Control


 

アマリール(グリメピリド)

 名称の由来 特になし

 

速効型インスリン分泌促進薬

 

スターシス(ナテグリニド)

名称の由来 血糖のホメオスターシス(恒常性)に由来する。

 


グルファスト(ミチグリニドカルシウム水和物)

食後のグルコース(グル:GLU)の上昇を,速やかな(ファス ト:FAST)インスリン分泌促進作用により改善することからグル ファスト(GLUFAST)とした。

 

シュアポスト(レパグリニド)

確実(sure)に食後(postprandial)の血糖を低下させる。

 

αグルコシターゼ阻害薬


ベイスン(ボグリボース)

常に継続すべき糖尿病の基礎治療である食事療法の効果を高めることから、 糖尿病の basic therapyの一環として有用性が期待できる薬剤である点を表 現した。


 

グルコバイ(アカルボース)

α-グルコシダーゼ(α-Glucosidase)及び会社名(Bayer)に由来する.

 

セイブル(ミグリトール)

名称の由来: 食後高血糖による膵の疲弊や血管障害を防止し、糖尿病患者の生命を救う(セイブする)こと ができればという願いを込めて命名された。

 

DPP-4阻害薬


ジャヌビア(シタグリプチン)

名称の由来 JANUS(ヤヌス、二つの顔を持つ神)、via(道)から命名 

2006 年 8 月に世界初の DPP-4 阻害薬としてメキシコで承認された薬です。グラクティブとは併売です。

 

グラクティブ(シタグリプチン)

GLP-1の活性(activity)を保持するから命名

 

エクア(ビルダグリプチン)

“等しい、平等”を意味する“Equal、Equality”、“質”を意味する “Quality”が語源で、インスリンとグルカゴン及びα細胞とβ細胞の作用と 質をバランスよく保つという意味がある。

 

ネシーナ(アログリプチン)

全く新しい作用機序を有する期待の経口糖尿病薬であることから、New Scienceを由来として います。

 

トラゼンタ(リナグリプチン)

名称の由来 特になし

 

テネリア(テネリグリプチン)

Tenere(イタリア語;保つ),Liaison(フランス語;つなぎ)より。1 日 1 回投与の本剤 が,24 時間効果を保ち,糖尿病治療の目標への懸け橋になるようにとの願いを込めて命名 した。

 

スイニー(アナグリプチン)

糖尿病患者の膵β細胞機能を保持する治療(膵に良い治療)ができればという願 いを込めて命名した。


 

オングリザ(サキサグリプチン)

ONGLYZA(オングリザ)という名称は、Long Glycemic Control(持続的な血糖管理) に由来する。

 

ザファテック(トレラグリプチン)

経口糖尿病治療薬では初めてとなる1週間1回投与製剤であることから、The first technology of weekly DPP-4i を由来としている。

マリゼブ(オマリグリプチン)

MARI はオマリグリプチンomarigliptinのマリ、ZEV は SEVEN から命名

 

SGLT2阻害薬


スーグラ(イプラグリフロジン)

本剤の薬効発現の作用機序に関連する、SGLT2(sodium glucose co-transporter 2)のローマ字部分 S・G・L・T を とって、スーグラ(Suglat)と命名した。

 

フォシーガ(ダパグリフロジン)

患者のため、患者家族のため、医師のためをあらわす「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字「iga」を掛け合わせる(x)ことで、 他の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現している。 

 

ルセフィ(ルセオグリフロジン)

ルセフィ(Lusefi)は、一般名のLuseogliflozin(ルセオグリフロジン)+fineから命名した。 なお、ルセオグリフロジンの名称は、ラテン語で「光り輝く」を意味する「Luceo」に由来している。

 


アプルウェイ(トホグリフロジン)

Apleway は Apple(りんご)と way(道、方法)の造語で、リンゴの樹皮から抽出された物質を 起源とした、いままでの糖尿病治療薬にはない作用機序をもつ薬剤という意味があります。

 


デベルザ(トホグリフロジン)

「de beleza」※ポルトガル語での「美」を意味する (英;~of beauty) 過剰な糖を体外に排泄することで糖毒性を解除する。その結果、エネルギー代謝全般を改善し、 内面から身体本来の「Inner beauty」を取り戻すことを期待できる薬剤である。

 


カナグル(カナグリフロジン)

一般名の「Canagliflozin」と,過剰な「Glucose(糖)」を尿中に排泄することで,健康な 人と変わらない日常生活を過ごしたい糖尿病患者さんの希望を「かな(CANA)える」と いう想いを込めた「CANA」,及び「Glucose(糖)」の「GLU(グル)」からカナグル (CANAGLU)と命名した。

 


ジャディアンス(エンパグリフロジン)

Ja(ポジティブ,ドイツ語の”Yes”)と Radiance(輝き)から 2 型糖尿病の患者さんに未来への ポジティブな輝きを与える薬剤という意味。

 

コメントを残す