こんにちは!元MRのりくたろーです。
りくたろーは大学を卒業してから4年間ほどMRという仕事をしていました。
MRは医薬情報担当者のことです。
製薬会社の営業職で、自社のくすりの紹介をし、医師に処方をしてもらうのが主な仕事です。
MRの仕事は、忙しくつらいことも多かったけど、楽しかったです。
その当時は接待もまだ普通に行われていたので、新卒社会人がいけないような高級料理店で接待をさせてもらったりしました。
ゴルフもMRをやっていないと経験していなかったであろうスポーツです。
今回は、そんなりくたろーがなMRをやめたのかについて書きたいと思います。
MRをやめようかと悩んでいる人、MRをやめた人の意見を聞いてみたいという人の参考になればと思います。
MRは長時間労働だった

MRは仕事の時間が長いです。
朝7時から夜8時までの仕事は普通でした。
MRをしている時、雑誌でアフター5を充実させる方法というものをみると、そんなの自分にはねえよっと思ってました。
実際、りくたろーがMRをしてるときは、7時前には家をでて、帰宅は20時~22時でした。
MRをしていた時の1日のスケジュールはこんな感じです。
・7:00 家をでる
・8:00~10:00 医薬品卸まわり
・11:00~18:00 病院・医院まわり
・19:00~ 医薬品卸まわり or 会社で内勤
MRをしていた当時は20時に帰宅した日は今日は早く家に帰ったなという感覚でした。
また土日も、仕事が入ることが多かったです。
得意先や医薬品卸のゴルフコンペ、自社製品の講演会が入り、多い月は土日の半分くらいつぶれていました。
こんな生活をしていると、家には寝に帰るだけという状況。
独身のころは、こんな生活でも問題なかったですが、結婚するとなかなか同じ生活はできません。
仕事の時間が長く、土日も出かけることが多く、妊娠していたツマの不満がたまってきました。
途中から浮気をしているんじゃないかと疑われるように。。
実際、先輩MRの方も大学病院担当時代に毎日22時をすぎて帰っていたので、奥さんから怪しまれたようです。
その先輩は
「浮気をしているんじゃないかと嫁さんに疑われて、探偵をつけられたことがある。おれの給料が全部探偵にもっていかれたっ!!」
と武勇伝のように話されていました。。
MRは拘束時間が長く忙しい仕事です。
転勤するのが難しくなった

MRは基本的に全国転勤です。
ですので、北海道から沖縄まで転勤があります。
りくたろーは、結婚するときから将来的にツマの実家を継いでほしいといわれていました。
都会育ちのりくたろーには、あまり実家を継ぐという感覚はありませんでした。
ツマの実家は10代以上にわたり、この土地で暮らしてきたようで、ぜひここの土地を継いで欲しいとのこと。
とくに転勤希望は出していませんでしたが、同じ営業所に4年ほどいたので、そろそろ転勤の辞令がきてもおかしくない状況でした。
子どもができて、ツマとの信頼関係もあまりないまま、ツマの見ず知らずの土地に転勤になると結婚生活がとてつもなく難しくなることが目に見えていました。
地域限定MRという道もありましたが、りくたろーがいた会社では、地域限定といってもエリア限定でした。
たとえば東北エリアだと東北6県のなかで移動する可能性がありました。
離婚してMRを続けるか、結婚生活をつづけて、MRをやめるかというところまで追い詰められました。。
転勤難しくなるとMRを続けるのは難しいです。
家族との時間を大切にしたいと思い始めた

仕事をがんばればがんばるほど、ツマから疑われるような状態で事あるごとにケンカするようになっていました。
このままMRの仕事を続けていても家族を幸せにできないと感じました。
そんな折、忘れもしない出来事がありました。
「東日本大震災」です。
連日流れるニュースをみて、人生何が起こるかわからないもんだと思いました。
たとえ給料がよくても、社会的な地位があっても、そんなの関係なく人生あっというまに終わることもあるんだなと強く感じました。
地震からの復興を取り上げたニュースで「絆」という言葉が使われていました。
りくたろーも家族の絆について改めて考えさせられました。
縁あって出会ったツマ、そして産まれてくる子どものために、自分の時間を使ってあげたいという思いが芽生えはじめました。
独身時代は飲み会やゴルフなど誘わられるとすべてといっていいほど付き合ってました。
自分は半分以上仕事のつもりで行っていましたが、ツマからみるとそれは仕事ではないとうつっていたようです。
独身時代はすべて自分のために時間もお金も使っていたけど、これからは家族のために自分の時間を使っていこうかと少しずつ思い始めました。
そして、りくたろーMRをやめることにしました。
まとめ
ここまでいろいろ書いてきましたが、まとめるとMRをやめた理由は、結婚ですね。
結婚していなければ、あのままMRを続けていました。
MRの仕事は、たいへんだたけど、給料もよかったですし。
結婚したのを機に、働き方や人生のありかたを考え直したところ、MRでないほうが家族を幸せにできるという結論にいたりました。
そんな感じで東日本大震災から半年後、MRを辞めることにしました。
最後までお付き合いくださり ありがとうございました!
MRの仕事をやめようか迷っているみなさん方の参考になれば幸いです。




